よくあるご質問

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ポンプについて、お客様より多くお寄せいただく質問と回答をまとめました。

自吸式ポンプ

吸い込み側にフート弁は必要ですか?
必要ありません(カタログ表記上の吸い込み揚程の場合に限ります)。当社自吸式ポンプは、一度呼び水を注入すると、次回運転時に自吸に必要な呼び水が残る構造です。但し、泡の発生量が多い場合は、自吸開始時にエアーの吐き出しを阻害する要因となり自吸作用を不能にする原因になります。その際はフート弁の設置をお勧めします。
ポンプの取り付け、取り外しの際に注意する事はありますか?
最初に取扱説明書の注意事項をお読み下さい。取り付けの際は、吸込/吐出口に貼り付けてある『保護シール』を必ず取り外して下さい。取り外しの際は、主電源(ブレーカー)を切り、配線を取り外した状態で、吸込/吐出側の配管バルブを閉とし、排水(ドレン)コックより流体を抜き、流体の飛散に注意しながら取り外しを行って下さい。
最初に呼水を入れない状態で、運転してしまいました。気がついてしばらくして停止させたが、ポンプは大丈夫ですか?
空運転(ドライ運転)により、ポンプに不具合が起きている可能性があります。販売元にお問い合わせ下さい。お問い合わせの際には、ポンプの型式、製造番号を御連絡下さい。

押し込み型ポンプ

ポンプを起動させたが揚水を行いません。吸い込み側に流体は十分にあり、吸い込み側配管口径も問題ありません。回転方向のチェックもし、問題ありませんでした。なぜでしょう?
様々な可能性がありますが、ポンプ内部にエアー(空気)溜まりがある可能性があります。吐出側配管にエアー抜き機構がある場合、それを有効にしてエアーを抜き、ケーシング内に呼び水を導入して下さい。又、ポンプのON/OFF(起動/停止)を数回繰り返す事により、エアーの移動が図られ、ケーシング内に呼び水が導入される事もあります。吐出側配管上に逆止弁が設置され、エアー抜き機構が設置されていない場合は逆止弁とケーシング吐出口との間にエアー抜き機構を設置し、ポンプの入れ替え時には必ず、据付後エアーを抜いて呼び水が導入されたか確認して運転して下さい。
異物を吸い込んでしまったようで、ポンプ部より異音がします。異物を取り除けば異音は収まるでしょうか。
異物を取り除いたとしても、異物により、ポンプ内部が、異物による磨耗等により不具合が発生している可能性があります。販売元にお問い合わせ下さい。

水中ポンプ

高濃度の強酸、強アルカリに対して使用可能ですか?
全ての流体に対し使用可能ではありません。販売元に、流体情報(流体名、濃度、比重、温度等)を御連絡頂き、お問い合わせ下さい。
単相100V仕様はありますか?
あります。単相100V x 0.26kW x 25A タイプになります。

竪型シールレスポンプ

部品交換をしたいが、分解組立は簡単ですか?
芯出し作業、インペラクリアランス調整等、様々な作業が必要となる為、出来る限り弊社専門作業員による部品交換を推奨致します。
ポンプの振動が激しく、吐出量も予定より少ない。なぜですか?
吸込側配管より、適正な液体の流入が確保されず、キャビテーションが発生している可能性があります。吸込側配管に結晶物等の詰まり、ストレーナーを設置している場合には、それが異物や結晶物による目詰まりを起こしていないか、又は、吸込側液面レベルが低下して、渦流の発生でエアーの巻き込みはないか、確認して、原因を取り除いて下さい。
NSF型のポンプの停止時に液漏れが発生します。
ポンプ内部からピットへの逆流水よりも吐出配管からポンプ内部への逆流水速度が速い場合には、行き場をなくした逆流水はポンプ上部へ移動することにより、一時的にモータ下部より液漏れが発生します。また、フード弁を設置している場合は、ポンプ内部からピットへの逆流水は遮断されるため、ポンプ内部の許容量以上の液が、吐出配管より逆流した場合も一時的に液漏れが発生します。
NSF型ポンプの設置当初は液漏れしていませんでした。最近液漏れが発生するようになったのですが、何故ですか?
ドライシールのゴム弾性が低下し、柔軟性が無くなり、シール効果が減じてきた為と思われます。NSFには薬液のガスからモータの腐食防止の為、ガスシールであるドライシールを設置しています。このドライシールはガスの上昇によるモータ部腐食を防ぐものであり、液をシールするためのものではありません。ただ、設置当初はドライシールのゴム弾性が高く、液をシールする効力を有する事があります。考えられる要因として、経年劣化等でゴム弾性が劣化し、液をシールすることが出来なくなったと思われます。また、液の押し込み圧が掛る場合はリニアシール内蔵のNSF型をご利用頂くか、自吸押し込みでは、横型自吸式マグネットポンプのGV型をご利用下さい。

ポンプ全般

フランジ接続以外に、ネジ接続やユニオン接続のラインアップはありますか?
小型マグネットポンプ等、一部の型式にラインアップがあります。販売元にお問い合わせ下さい。
ポンプ自体に空転防止機構はありますか?
ポンプ自体には空転防止機構はありません。異常電流値を検知し、強制的にポンプ起動に関する電気回路を切断する『空転防止装置』を別売りしております。販売元にお問い合わせ下さい。
耐熱温度は何℃までですか?
ポンプ型式により、耐熱温度を設定しております。また、薬液の濃度と温度の関係により耐蝕性に変化がでますので、販売元に、型式をご連絡頂き、使用用途と共にお問い合わせ下さい。
耐蝕表はありますか?
実績データはありますが、お客様へ提出できる資料は用意しておりません。確認の際には当社にご連絡ください。
液条件はPHで見積は可能ですか?
PHだけではお見積もりはできません。接続部の耐蝕性は液名・液濃度・温度によって変化します。たとえ同じPH数値でも送液の液名によって、使用可能な樹脂は異なります。お見積依頼を行う際には、PH値ではなく、液名・液温度・液比重を教えて下さい。